戦略的提携tips:①アウトソーシングで最大の成果を生む方法
ビジネスを成長させ、馬車馬のような日々から抜け出すには「本業」に集中出来る時間の確保が必要です。
アウトソーシング(外部委託)は本業に集中する為の有効な解決策ですが、アウトソーシングで成果を出すためにはいくつかのポイントがあるのです。
あなたがアウトソーシングで思うような成果が出ていないと感じているなら、このコンテンツが改善のヒントを与えてくれるはずです。
目次
本来、アウトソーシングはビジネス成長の特効薬である
冒頭でも触れた通り、ビジネスを成長させるためには「本業」つまり、利益に直結する時間を最大化する必要があります。
しかし残念なことに、いくらお金を積もうが1日が24時間以上になることはありません。
このような現実を考えると、本業以外の業務をアウトソーシング(外部委託)するという行為がどうしても必要になってきます。
良質なアウトソーシング先を見つけ、良好な関係を築ければ…
あなたは本当にやるべきことに時間を使えるようになります。結果として時間的にも経済的にも自由を得ることが出来るはずなのです。
しかし、現実は全然違う…という悲鳴が途絶えません。
では早速、アウトソーシングで成果が出ない理由と解決策を見ていきましょう。
失敗の原因:①アウトソーシングの「定義」が間違っている
アウトソーシングを活用出来ない原因の1つに、「アウトソーシング」という言葉の定義があいまいになっていることが挙げられます。
アウトソーシングとは、ビジネスの中の1つ、あるいは複数の業務を「丸ごと」外部に委託し、遂行して貰うことです。
丸ごとですから、「何を・いつまでに・どうやって」という業務の定義づけは発注者側が行うものの、あとは全て委託先に任せるのがアウトソーシングです。
企画・計画はあなたが立案し、運営だけを外部に委託する…こうしたよくある外部委託はアウトタスキングと言います。アウトソーシングではありません。
各々の言葉の定義については、以下が分かり易くまとまっているので引用しておきます。
Out Tasking(アウトタスキング)とは、アウトソーシングの一種で企業の一部あるいは全部の業務を外部に委託すること。 アウトソーシングが企画から管理運営までの全てを外部企業あるいは系列企業に業務委託することを指すのに対し、アウトタスキングは自社に「企画や戦略立案機能を残し」管理運営のみを業務委託することに違いがある。 日本では、アウトタスキングの形態まで含んで「アウトソーシング」と表現されることが多い。
日本では、アウトタスキングもアウトソーシングと同じ扱いになっているから問題が多発していると言えます。
つまり、こういうことです。
・自分の本業以外の分野(=プロではない)なのに首を突っ込むから迷走する
・迷走するから時間削減に繋がらない
…心当たりはありませんか?
失敗の原因:②業務遂行能力でなく、コストで選定している
次に確認して欲しいのは、アウトソーシング先の選定基準です。
あなたが外部に委託したい業務の「難易度」は、どれに当てはまりますか?
難易度 | 業務内容 |
A | 管理に加え、改善も必要な「業務改善」 |
B | 管理者が必要な「管理業務」 |
C | 作業者がいれば良い「単純作業」 |
上記のどれに該当するかで選定先は異なります。
単純作業なら、アウトタスキングでも問題ありません。
非正規社員の雇用と比較して、メリットが出る方を採用すれば良いでしょう。
しかし、単純作業でないならあなたの期待に応えられる委託先を選定する必要があります。
これは一見当たり前のように見えますが、意外なほど徹底されていません。
目の前のコストだけを優先してアウトソーシング先を選定している起業家が非常に多いです。
・成果物の出来が悪く、差し戻しばかりしている
・頻繁に委託先とやり取りする必要がある
このような状態であれば、ほぼ「安かろう悪かろう」の罠に陥っています。
罠から抜け出すには選定基準をコストではなく、業務遂行能力に変える必要があります。
あなたを成功に導く外部委託の基準はこの2点である
そもそも、無駄な時間を減らし、利益を増やす為のアウトソーシングです。
手戻りやあなた自身の介入度を極限まで減らせる委託先を選べば問題は解決します。
【外部委託時の基準】
・アウトタスキングではなく、アウトソーシングを基本とすること
・削減出来る時間、及び成果物の品質を選定基準にすること
この2点を外部委託の基準とし、良い委託先を見つけて下さい。
頻繁に電話がかかってきたり、成果物の出来が悪くて緊急で打ち合わせをしたり…日々溜まっていく一方のストレス、、、
良いアウトソーシング先は、こうした一切の煩わしさからあなたを解放してくれます。
そしてあなたに時間的・経済的に大きなメリットをもたらすのです。
あなたに自由を与えてくれるアウトソーシング先と良好な関係を築き、ビジネスを成長させていきましょう。